問題 1
I want ( ) a doctor.
- becoming
- become
- to become
- becomes
答えを見る
正解
(c) to become
解説
want は to V グループ (願望)。「これから医者になりたい」=未来志向。
使った視点
視点②: to V vs Ving (want = 願望系 to V)
第4章
視点② 動詞のとる構造 (2) ─ コアイメージで使い分ける
第3章で「動詞ごとに後ろに取る構造 (文型) が決まっている」ことを学びました。本章はその発展で、もうひとつの重要な使い分け 「to V を取るか、Ving を取るか」 をコアイメージから理解します。 第3章で見た「She refused ( ) the question」(答え: to answer) のような問題が、本章を読み終わったときに 動詞のグループ判別 × コアイメージ で説明できるようになります。 第3章を読み終えていることを前提とします。
この章を読み終えるころには、あなたは英文中の動詞を見て、「次に to V が来るか、Ving が来るか」を一瞬で判断できるようになります。
第3章で見た問題を思い出してください:
Q. She refused ( ) the question.
(a) to reply (b) replying (c) answering (d) to answer
正解は (d) to answer でした。
なぜ refuse は to V を取るのか? なぜ enjoy は Ving しか取れないのか?
実は、英語の動詞には「to V を取る動詞」「Ving を取る動詞」「両方取れる動詞」の3種類があります。
そして、動詞ごとに決まっているこの使い分けは、暗記しなければいけません。
ただし、無秩序に丸暗記する必要はありません。動詞を意味別にグループ化すれば、規則性が見えてきます。
恩師から教わった「to V と Ving の本質的な違い」を、この章で完全マスターします。
まず、to V と Ving が何を表しているかを理解しましょう。
to V は不定詞 ─ つまり「to + 動詞の原形」です。
このコアイメージは:
「これから起こること」「まだ実現していないこと」「未来に向かう動作」
恩師は、to V を「未来へ向かう矢印」と表現していました。
[現在] → → → [未来]
to V
具体的に見てみましょう:
I want to study English.
(英語を勉強したい = まだ勉強していない、これからしたい)I plan to travel to France.
(フランスに旅行する予定だ = まだ旅行していない、これから行く)I hope to see you again.
(またお会いしたい = まだ会っていない、未来の希望)
すべて「まだ起こっていない、これからの動作」を表しています。
Ving は動名詞 ─ 動詞に -ing をつけた形です。
このコアイメージは:
「いま起こっていること」「過去の事実」「実際に行っている動作」
恩師は、Ving を「現在進行中・過去の事実」と表現していました。
[過去] ←─ Ving ─→ [現在]
具体的に見てみましょう:
I enjoy studying English.
(英語を勉強することを楽しむ = 実際に勉強している事実)I admit making a mistake.
(間違いをしたことを認める = 過去にした事実を認める)I finished writing the report.
(レポートを書き終えた = 実際に書く動作を終えた)
すべて「実際に行っている/行った動作」を表しています。
| 項目 | to V | Ving |
|---|---|---|
| 時間軸 | 未来志向 | 現在/過去の事実 |
| 動作の状態 | まだ起こっていない | 実際に起こっている/起こった |
| イメージ | これから | いま/過去 |
| 典型動詞 | want, plan, hope, decide | enjoy, finish, admit, mind |
次の問題を見てください:
Q. He stopped ( ).
(a) smoke (b) to smoke (c) smoking (d) smoked
実は、(b) to smoke と (c) smoking のどちらも文法的に正解です。ただし、意味が違います。
stop Ving = 「Ving することをやめる」
Ving は「実際にしていた動作」を表すので、「いま吸っていたタバコをやめた」という意味になります。
stop to V = 「Vするために立ち止まる」
to V は「これからの動作」を表すので、「これからタバコを吸うため」という目的の意味になります。
つまり、stop の後ろに to V が来るか Ving が来るかで、意味が180度変わるのです。
これは早慶附属で頻出する超重要パターン。後ほど詳しく扱います。
ここから、to V を取る代表的な動詞を意味別グループでマスターします。
恩師から教わった分類は、5つのカテゴリ + 特殊例外です。
すべての共通点は、「これからの動作」を表すということ。
「〜したい」「〜してほしい」「〜を願う」など、これから手に入れたい・実現したいことを表す動詞群です。
| 動詞 | 構文 | 意味 |
|---|---|---|
| hope | hope to V | 〜することを望む |
| desire | desire to V | 〜することを強く望む |
| demand | demand to V | 〜することを要求する |
| wish | wish to V | 〜することを願う |
| want | want to V | 〜したい |
例文:
I hope to see you again.
(またお会いしたい)She desires to become a doctor.
(彼女は医者になることを強く望んでいる)The customer demanded to speak with the manager.
(客はマネージャーと話すことを要求した)I wish to apply for the position.
(その職に応募したい)I want to travel around the world.
(世界中を旅したい)
💡 ポイント: これら5つはすべて「まだ実現していない希望」を表します。だから to V (未来志向) が来るのです。
「計画する」「期待する」「約束する」「目指す」など、これから何かが起こる・起こすことを表す動詞群です。
| 動詞 | 構文 | 意味 |
|---|---|---|
| plan | plan to V | 計画する |
| expect | expect to V | 予期する・期待する |
| promise | promise to V | 約束する |
| offer | offer to V | 提供する・申し出る |
| aim | aim to V | 〜を目指す |
| seek | seek to V | 〜を求める |
| agree | agree to V | 賛成する |
例文:
We plan to visit Kyoto next month.
(来月京都を訪れる計画です)She expects to graduate next year.
(彼女は来年卒業することを期待している)He promised to be on time.
(彼は時間通りに来ることを約束した)The company offered to help me with relocation.
(会社は引っ越しの手助けを申し出てくれた)The team aims to win the championship.
(チームは選手権で優勝することを目指している)They agreed to the new proposal.
(彼らは新しい提案に賛成した)
💡 ポイント: 「これから起こすことを宣言する」という意味の動詞群です。「未来へ向かう動作」だから to V。
「決心する」「躊躇する」「選ぶ」「うまくやる」など、未来の行動に対する意思決定を表す動詞群です。
| 動詞 | 構文 | 意味 |
|---|---|---|
| decide | decide to V | 決心する |
| determine | determine to V | 決定する・決心する |
| resolve | resolve to V | 決意する |
| hesitate | hesitate to V | ためらう |
| choose | choose to V | 選ぶ |
| can afford | can afford to V | 〜する余裕がある |
| manage | manage to V | どうにか〜する |
例文:
She decided to quit her job.
(彼女は仕事を辞めることに決めた)He determined to become a writer.
(彼は作家になることを決意した)Don't hesitate to ask questions.
(質問することをためらわないで)She chose to study abroad.
(彼女は留学することを選んだ)I can't afford to buy a new car.
(新しい車を買う余裕がない)We managed to finish the project on time.
(どうにかプロジェクトを期限内に終えた)
💡 ポイント: 「まだ実行していないことを決める」のがこのグループ。決心するときは、その動作はまだ未来にあるので to V。
ここで重要なのが、Ving と一見似た動詞だが、実は to V のみを取る2つの動詞です。
| 動詞 | 構文 | 意味 |
|---|---|---|
| refuse | refuse to V | 〜することを拒否する |
| cease | cease to V | 〜することをやめる |
✗ He refused going to the meeting.
✓ He refused to go to the meeting.
(彼は会議に行くことを拒否した)
「断る」=「これからやろうとしていることを否定する」=未来志向 → to V
💡 ポイント: 一般的に「断る」は普通 Ving を取るのですが、refuse はパターン外で to V を取るので注意!
✗ He ceased smoking.
✓ He ceased to smoke.
(彼は喫煙をやめた)
「やめる」=「これから続けるのを止める」=未来志向 → to V
💡 ポイント: avoid (避ける) と同じ「やめる」系の意味なのに、cease は to V を取ります。
最後に、両方取れて、意味も変わらない動詞を紹介します。
| 動詞 | 構文 |
|---|---|
| like | like to V / like Ving |
| love | love to V / love Ving |
| hate | hate to V / hate Ving |
| prefer | prefer to V / prefer Ving |
| start | start to V / start Ving |
| begin | begin to V / begin Ving |
| continue | continue to V / continue Ving |
例文:
I like to read books. = I like reading books.
(本を読むのが好きだ)She started to cry. = She started crying.
(彼女は泣き始めた)They continued to work. = They continued working.
(彼らは働き続けた)
💡 ポイント: これらは to V でも Ving でも、ほぼ同じ意味です。
ただし、ニュアンスの違いは微妙にあります:
ですが、入試で問われるレベルでは「同じ」と考えて大丈夫です。
ここから、Ving を取る代表的な動詞をマスターします。
すべての共通点は、「実際に行っている動作」「過去の事実」を表すということ。
| 動詞 | 構文 | 意味 |
|---|---|---|
| enjoy | enjoy Ving | 〜することを楽しむ |
| mind | mind Ving | 〜するのを嫌がる |
| miss | miss Ving | 〜し損なう |
| practice | practice Ving | 〜することを練習する |
| finish | finish Ving | 〜し終える |
| postpone | postpone Ving | 〜することを延期する |
| escape | escape Ving | 〜することを免れる |
| avoid | avoid Ving | 〜することを避ける |
| give up | give up Ving | 〜することを諦める |
例文:
I enjoy reading novels.
(小説を読むのを楽しむ)Do you mind opening the window?
(窓を開けてもらえませんか?)She finished writing the report.
(彼女はレポートを書き終えた)Let's postpone making a decision.
(決定を下すのを延期しよう)He avoided answering my question.
(彼は私の質問に答えるのを避けた)I gave up smoking last year.
(去年タバコをやめた)
💡 ポイント: これらの動詞はすべて「実際にしている動作 (= Ving) を、楽しむ/嫌がる/避ける」という構造。だから Ving を取ります。
「やめる」「避ける」という意味でも、動詞によって to V か Ving か違います。
| 動詞 | 形 | 意味 |
|---|---|---|
| avoid | avoid Ving | 避ける |
| refuse | refuse to V | 断る |
| cease | cease to V | やめる |
これは早慶附属で頻出のひっかけ。動詞ごとに覚えるしかありません。
「過去にしたこと」を扱う動詞群です。
| 動詞 | 構文 | 意味 |
|---|---|---|
| admit | admit Ving | 〜したことを認める |
| deny | deny Ving | 〜したことを否定する |
| mention | mention Ving | 〜したことに言及する |
例文:
He admitted stealing the money.
(彼はお金を盗んだことを認めた)She denied being there.
(彼女はそこにいたことを否定した)He mentioned meeting her last week.
(彼は先週彼女に会ったことに言及した)
💡 ポイント: 認める・否定する対象は「すでに起こった過去の事実」だから Ving (動作の事実)。
| 動詞 | 構文 | 意味 |
|---|---|---|
| consider | consider Ving | 〜することを考える |
| imagine | imagine Ving | 〜することを想像する |
| suggest | suggest Ving | 〜することを提案する |
| resist | resist Ving | 〜することに抵抗する |
| delay | delay Ving | 〜することを遅らせる |
| appreciate | appreciate Ving | 〜することを感謝する |
| advise | advise Ving | 〜することを助言する |
例文:
She considered changing jobs.
(彼女は仕事を変えることを考えた)Can you imagine living without smartphones?
(スマホなしの生活を想像できる?)I suggest going to the new restaurant.
(新しいレストランに行くことを提案する)He couldn't resist eating the cake.
(彼はそのケーキを食べる衝動に抗えなかった)They delayed announcing the decision.
(彼らは決定を発表するのを遅らせた)I appreciate having the opportunity.
(機会をいただけることに感謝する)
💡 ポイント: これらは「実際の行動を頭の中で考える・操作する」動詞群。Ving が動作の実体を表すので、Ving が来ます。
恩師は、Ving のみ取る動詞を「メガフェップス (Megafeps)」という語呂合わせで教えてくれました。
ただし語呂合わせよりも、意味で覚えるほうが本質的です。
| # | 動詞 | 意味 |
|---|---|---|
| 1 | mind | 嫌がる |
| 2 | miss | し損なう |
| 3 | enjoy | 楽しむ |
| 4 | give up | 諦める |
| 5 | avoid | 避ける |
| 6 | finish | 終える |
| 7 | escape | 逃れる |
| 8 | postpone | 延期する |
| 9 | practice | 練習する |
| 10 | suggest | 提案する |
| 11 | deny | 否定する |
| 12 | admit | 認める |
| 13 | resist | 抵抗する |
| 14 | imagine | 想像する |
| 15 | consider | よく考える |
(注:miss / mention / appreciate / delay / advise を加えると合計20を超えます)
これらはすべて、「実際の動作 = Ving」を扱う動詞です。
「考える対象」「楽しむ対象」「避ける対象」「終える対象」など、すべて実体ある動作として扱うため、Ving が来るのです。
最後にもうひとつ、もっとも重要なトピックを扱います。
それは、to V を取るか Ving を取るかで意味が180度変わる動詞です。
これは早慶附属でほぼ毎年のように出題される最重要パターンです。
| 構文 | 意味 |
|---|---|
| stop Ving | Ving していたのをやめる |
| stop to V | Vするために立ち止まる |
He stopped smoking. (彼は喫煙をやめた)
─ いま吸っていたタバコをやめたHe stopped to smoke. (彼はタバコを吸うために立ち止まった)
─ 歩いていたが、これからタバコを吸うために立ち止まった
💡 違いの根源:
恩師は、これを次の図で教えてくれました:
He stopped smoking. = 動作 (smoke) をやめた
S V O
He stopped to smoke. = 立ち止まった + 目的 (smoke するため)
S V 目的
stopped + Ving は「Ving が目的語」、stopped + to V は「to V は目的の副詞」と構造が違います。
| 構文 | 意味 |
|---|---|
| remember Ving | Vしたことを覚えている |
| remember to V | Vすることを覚えている (=忘れずに〜する) |
I remember meeting her at the party.
(パーティーで彼女に会ったことを覚えている)
─ 過去にした行動の記憶Please remember to lock the door.
(ドアの鍵を忘れずに閉めてください)
─ これからすべきことを覚える
💡 違いの根源:
| 構文 | 意味 |
|---|---|
| forget Ving | Vしたことを忘れている |
| forget to V | Vすることを忘れる |
I'll never forget meeting you.
(あなたに会ったことを決して忘れない)
─ 過去の出来事の記憶Don't forget to call me.
(私に電話するのを忘れないで)
─ これからすべきことを忘れる
| 構文 | 意味 |
|---|---|
| regret Ving | Vしたことを後悔する |
| regret to V | 残念ながらVする |
I regret saying that.
(あれを言ったことを後悔する)
─ 過去の行動への後悔I regret to inform you that you have failed the exam.
(残念ながらあなたが試験に不合格だったことをお伝えします)
─ これからすることへの遺憾
💡 ポイント: regret to V は「これから残念なことを伝える」というフォーマルな表現で、ビジネスメールやニュースで頻出します。
| 構文 | 意味 |
|---|---|
| try Ving | 試しにVしてみる |
| try to V | Vしようと努力する |
I tried opening the box.
(試しに箱を開けてみた)
─ 実際に開けて様子を見たI tried to open the box, but I couldn't.
(箱を開けようとしたが、できなかった)
─ 開けようと努力したが、未遂
💡 違いの根源:
| 構文 | 意味 |
|---|---|
| mean Ving | 〜するという意味だ |
| mean to V | 〜するつもりだ |
If you don't help, it means giving up.
(助けないなら、諦めるという意味だ)I meant to call you yesterday.
(昨日電話するつもりだった)
| 構文 | 意味 |
|---|---|
| need Ving | (主語が)〜される必要がある (受動的) |
| need to V | 〜する必要がある (能動的) |
The car needs washing. = The car needs to be washed.
(その車は洗う必要がある = 洗われる必要がある)
─ 車が「洗われる」立場 (受動的)I need to wash the car.
(私は車を洗う必要がある)
─ 私が「洗う」立場 (能動的)
💡 ポイント: need Ving は文法的に特殊で、受動の意味を持ちます。受験では混乱しやすいので注意。
これらの動詞は、to V / Ving の本質的な違いがそのまま反映されています。
| 動詞 | + Ving (実体ある動作) | + to V (未来志向) |
|---|---|---|
| stop | やめる (実際の動作を止める) | 〜するために立ち止まる |
| remember | 過去のことを覚えている | 未来のことを覚えている (忘れずにする) |
| forget | 過去のことを忘れている | 未来のことを忘れる |
| regret | 過去を後悔する | 残念ながらこれから〜する |
| try | 試しに〜してみる | 〜しようと努力する |
| mean | 〜という意味だ | 〜するつもりだ |
| need | 〜される必要がある | 〜する必要がある |
💡 ポイント: すべて「Ving = 実際の動作・過去の事実」「to V = 未来志向」の本質に従っています。
意味の違いを丸暗記するのではなく、コアイメージ (時間軸の違い) から推論できるようになることが、恩師から教わった視点です。
ここまで学んだ知識を、早慶附属の頻出パターンに当てはめてみましょう。
Q. She refused ( ) the question.
(a) to reply (b) replying (c) answering (d) to answer
思考プロセス
ポイント:
Q. Look! The sun ( ) over the horizon.
(a) rises (b) is rising (c) rose (d) was rising
思考プロセス
ポイント: 第2章で学んだ「動作V vs 状態V」の知識を使う問題。
Q. She ( ) to the tennis club.
(a) belongs (b) is belonging (c) has belonged (d) belonged in
思考プロセス
Q. I enjoy ( ) novels in my free time.
(a) read (b) to read (c) reading (d) reads
思考プロセス
Q. He stopped ( ) for a moment, then continued his speech.
(a) talking (b) to talk (c) talked (d) talks
思考プロセス
He stopped to talk with his friend, then continued.
(彼は友達と話すために立ち止まり、それから再び進んだ)
「歩いていた」が前提で、「話すために」立ち止まったという意味。文脈次第で正解が変わります。
Q. I remember ( ) my homework on the desk.
(a) leave (b) leaving (c) to leave (d) left
思考プロセス
Remember to leave your homework on the desk.
(机に宿題を置くのを忘れないでね)
これは「未来の行動を覚えておく (= 忘れずにやる)」の意味になります。
ここで、恩師から教わった当時のノートを見てみましょう。
このページは、いま学んだ「to V を取る動詞」のリスト。
オレンジペンで「願望・要求」グループ (hope / desire / demand / wish / want)。
黄緑ペンで「これから起こること」グループ (plan / expect / promise / offer / aim / seek / agree)。
ページ右側に書かれた重要なメモ:
to V → 名 / 形 / 副 (目的・結果・感情の原因・判断の根拠)
He stopped smoking. (S V O ど) ⇄ He stopped to smoke. (目的)
to V → 様 (これから起きる、すでにおきていない)
Ving → 現在 / 過去 → escape Ving (今起きていることから逃げる)
これは、恩師が「to V と Ving の本質的な違い」を語ったときのメモそのものです。
中3の私が、必死に書き留めた「to V = これから起きる、Ving = 現在・過去」という1行が、第4章すべての本質を表しています。
このページは、Ving を取る動詞リスト。
黄色のマーカーで強調された「今していることしか V できない」というメモが、左側余白に縦書きで書かれています。
これが Ving を取る動詞の本質:
「今(過去) しているもの」を、楽しむ・避ける・終える・認める
そして、ページ下部に「注意すべき例外」として、
という、特殊な4動詞のメモがあります。
恩師は、cease と refuse について「意味的には Ving 系っぽいが、構文は to V を取る特殊動詞」と注意を促してくれました。
中3の私はこのページを何度も読み返し、cease と refuse だけは特別に覚え直しました。
ここまで学んだ知識を、実戦で使ってみましょう。
以下の問題を、ノートに答えを書きながら解いてください。
終わったら「答えを見る」を開いて答え合わせをしてください。
間違えた問題には、ノートに印をつけて後で復習しましょう。
I want ( ) a doctor.
正解
(c) to become
解説
want は to V グループ (願望)。「これから医者になりたい」=未来志向。
使った視点
視点②: to V vs Ving (want = 願望系 to V)
She enjoys ( ) novels.
正解
(c) reading
解説
enjoy は Ving グループ (Megafeps)。「実際に読む動作」を楽しむ。
使った視点
視点②: to V vs Ving (enjoy = Ving のみ)
He decided ( ) the company.
正解
(b) to join
解説
decide は to V グループ (決心)。「これから入社することを決めた」。
使った視点
視点②: to V vs Ving (decide = 決心系 to V)
Do you mind ( ) the window?
正解
(c) opening
解説
mind は Ving グループ (Megafeps)。「窓を開ける動作」を嫌がる。
使った視点
視点②: to V vs Ving (mind = Ving のみ)
They plan ( ) to Hawaii next year.
正解
(b) to go
解説
plan は to V グループ (これから起こること)。"next year" も未来志向のヒント。
使った視点
視点②: to V vs Ving (plan = これから起こること系 to V)
I finished ( ) my homework.
正解
(c) doing
解説
finish は Ving グループ (Megafeps)。「実際にしていた動作」を終える。
使った視点
視点②: to V vs Ving (finish = Ving のみ)
He hopes ( ) you again.
正解
(b) to see
解説
hope は to V グループ (願望)。「これから会いたい」=未来志向。
使った視点
視点②: to V vs Ving (hope = 願望系 to V)
Don't avoid ( ) the truth.
正解
(c) facing
解説
avoid は Ving グループ (Megafeps)。「真実に向き合う動作」を避ける。
使った視点
視点②: to V vs Ving (avoid = Ving のみ)
She refused ( ) the offer.
正解
(b) to accept
解説
refuse は to V のみ取る特殊動詞! 意味的には Ving 系っぽいが構文は to V。
使った視点
視点②: to V vs Ving (refuse = 特殊例外、to V のみ)
I admit ( ) a mistake.
正解
(c) making
解説
admit は Ving グループ。「過去にした事実」を認める = Ving。
使った視点
視点②: to V vs Ving (admit = 過去の事実系 Ving)
He stopped ( ) and looked back.
(文脈:彼は歩くのをやめて振り返った)
正解
(c) walking
解説
「歩く動作をやめた」 → stop Ving (実際の動作を止める)。
使った視点
視点②: stop Ving = 実際の動作を止める
He stopped ( ) a cigarette.
(文脈:彼はタバコを吸うために立ち止まった)
正解
(b) to smoke
解説
「これからタバコを吸うため」=目的 → stop to V (Vするために立ち止まる)。
使った視点
視点②: stop to V = 目的のために立ち止まる
I remember ( ) him at the party.
(文脈:彼にパーティーで会ったことを覚えている)
正解
(c) meeting
解説
「過去に会ったことを覚えている」 → remember Ving (過去の事実)。
使った視点
視点②: remember Ving = 過去の事実を覚えている
Please remember ( ) the door before leaving.
(文脈:出る前にドアを閉めるのを忘れないでね)
正解
(b) to lock
解説
「これから閉めることを覚える」 → remember to V (未来志向、忘れずにする)。
使った視点
視点②: remember to V = 未来の行動を覚えておく
I'll never forget ( ) you for the first time.
(文脈:あなたに初めて会ったことを忘れない)
正解
(c) meeting
解説
「過去の出来事を忘れない」 → forget Ving。
使った視点
視点②: forget Ving = 過去のことを忘れている
Don't forget ( ) me.
(文脈:電話するのを忘れないで)
正解
(b) to call
解説
「これから電話するのを忘れる」 → forget to V (未来志向)。
使った視点
視点②: forget to V = 未来の行動を忘れる
I regret ( ) that.
(文脈:あれを言ったことを後悔している)
正解
(c) saying
解説
「過去の発言を後悔」 → regret Ving。
使った視点
視点②: regret Ving = 過去を後悔する
I tried ( ) the door, but it was locked.
(文脈:ドアを開けようとしたが、鍵がかかっていた)
正解
(b) to open
解説
「開けようと努力したが未遂」 → try to V (努力、未達成の可能性あり)。
使った視点
視点②: try to V = 〜しようと努力する
I tried ( ) the medicine, but it didn't work.
(文脈:試しに薬を飲んでみたが、効かなかった)
正解
(c) taking
解説
「試しに飲んでみた」=実際に飲んだ → try Ving (試行)。
使った視点
視点②: try Ving = 試しに〜してみる
The car needs ( ).
(文脈:車を洗う必要がある = 洗われる必要がある)
正解
(c) washing
解説
「車が洗われる必要がある」(主語 The car は受動的) → need Ving (= need to be washed)。
使った視点
視点②: need Ving = 〜される必要がある (受動)
He ceased ( ) about her after the breakup.
正解
(d) to think
解説
cease は to V のみ取る特殊動詞! 意味は「やめる」(Ving 系っぽい) だが構文は to V。
使った視点
視点②: cease = 特殊例外 (to V のみ)
Despite the rain, the festival continued ( ).
(文脈:祭りは続いた)
正解
(b) to hold または (c) holding
解説
continue は両方OK動詞 (意味も同じ)。実際は (c) holding が一般的。
使った視点
視点②: continue = 両方OK (意味も同じ)
Don't hesitate ( ) me anytime.
正解
(b) to call
解説
hesitate は to V グループ (決心系)。「これから電話するのをためらわない」=未来志向。
使った視点
視点②: hesitate = 決心系 to V
I can't afford ( ) on vacation now.
正解
(b) to go
解説
can afford は to V グループ。「これから休暇に行く余裕がない」。
使った視点
視点②: can afford = 決心系 to V
She managed ( ) the deadline.
正解
(b) to meet
解説
manage は to V グループ。「どうにか〜する」の決心系。
使った視点
視点②: manage = 決心系 to V
He suggested ( ) earlier to avoid traffic.
正解
(c) leaving
解説
suggest は Ving のみ取る (Megafeps)。「これからの行動を提案」だが構文は Ving。
使った視点
視点②: suggest = Ving のみ (Megafeps)
The teacher promised ( ) us with the project.
正解
(b) to help
解説
promise は to V グループ (これから起こること)。「これから手伝うことを約束」。
使った視点
視点②: promise = これから起こること系 to V
She admitted ( ) to the test.
正解
(c) cheating
解説
admit は Ving グループ (過去の事実系)。「過去にカンニングしたことを認める」。
使った視点
視点②: admit = 過去の事実系 Ving
He aims ( ) the championship next year.
正解
(b) to win
解説
aim は to V グループ (これから起こること)。"next year" も未来志向のヒント。
使った視点
視点②: aim = これから起こること系 to V
I appreciate ( ) the opportunity.
正解
(c) having
解説
appreciate は Ving グループ。「実体ある機会をいただいたことに感謝」。
使った視点
視点②: appreciate = 過去の事実系 Ving
英語の動詞には、to V を取るか、Ving を取るか、両方取るかが動詞ごとに決まっています。
判別の本質は、コアイメージにあります:
恩師は、これらの動詞リストを「意味グループで覚える」ことを強く勧めてくれました。
「want, hope, wish」は願望系、「plan, expect, promise, aim」はこれから起こること系。意味で結びついているから to V を取る。
「enjoy, mind, finish, avoid」は実際の動作を扱う動詞群。だから Ving を取る。
このように意味と構文をセットで覚えることで、初めて見る動詞でも「あ、これは Ving 系の動詞だな」と推測できるようになります。
中3の私は、このリストを覚えるためにノートに何度も書き直し、色分けし、最終的には「Megafeps」の語呂合わせも自作しました (Mind, miss, Escape / Enjoy, Excuse / Give up / Avoid / Finish, Forget / Postpone, Practice / Stop, Suggest)。
そして、英文中の動詞を見た瞬間に「これは to V?」「これは Ving?」と自然に判別できるようになりました。
次章へのつながり
第5章では、視点②の総仕上げとして「自動詞 vs 他動詞」を完全マスターします。前置詞をつけるかどうかを動詞ごとに判別できるようになり、第1章で見た「reply vs answer」のような問題も完璧に解けるようになります。