問題 1
export の "ex-" の意味は?
- 中へ
- 外へ
- 前へ
- 後ろへ
答えを見る
正解
(b) 外へ
解説
ex- は「外へ」を表す方向系の接頭辞。export = ex (外へ) + port (運ぶ) = 輸出する。
使った視点
視点③: 接頭辞 (方向系)
第7章
視点③ 接頭辞編 ─ 英単語の「地図記号」を手に入れる
第1章 1-4節で「視点③:接頭辞・語幹・接尾辞・コアイメージ」を概観し、本章はその深掘りの最初の段階です。 第6章「英単語を分解する 総論」(本書では新規執筆対象、現在は準備中) で語源学習の全体像を整理する予定ですが、本章は単独でも読み進められます。 本章で接頭辞30個を、第8章で語幹30個を、第9章で接尾辞30個を、それぞれマスターします。
この章を読み終えるころには、あなたは英単語の「向き」を一瞬で見抜けるようになります。
「中に入る」のか「外に出る」のか、「前に進む」のか「後ろに下がる」のか、「肯定」なのか「否定」なのか ─ すべて、単語の最初についている数文字で決まっています。
逆に言えば、たった30個の接頭辞をマスターするだけで、英単語の「方向感覚」をほぼ完全につかめます。
恩師は、接頭辞のことを「英単語の地図記号」と表現していました。地図記号を覚えれば、初めて行く土地でも迷わずに歩ける ─ それと同じです。
接頭辞 (prefix) は、単語の最初についている数文字のことです。
たとえば export という単語を見てみましょう。
ex- + -port
外へ 運ぶ
接頭辞「ex-」(外へ) と語幹「-port」(運ぶ) が組み合わさって、「外へ運ぶ」=「輸出する」という意味になっています。
同じ語幹「-port」に、別の接頭辞をつけると:
語幹は同じ「-port」なのに、接頭辞が変わるだけで意味がガラッと変わります。
これが、接頭辞をマスターすると英単語の世界が一気に広がる理由です。
この章では、早慶附属合格レベルに必須の30個の接頭辞を、4つのカテゴリに分けてマスターします。
英単語の「向き」を決める最重要カテゴリです。ここを押さえると、長文読解で動詞や名詞の意味を素早く取れるようになります。
コアイメージ: 中にあったものが「ぐいっ」と外に押し出される絵。境界線を越えて、外側に飛び出していくイメージ。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| export | ex (外へ) + port (運ぶ) | 輸出する |
| extract | ex (外へ) + tract (引く) | 抜き出す |
| expand | ex (外へ) + pand (広がる) | 拡大する |
| exit | ex (外へ) + it (行く) | 出口・退場する |
| eject | e (外へ) + ject (投げる) | 追い出す |
| emit | e (外へ) + mit (送る) | 放出する |
| effect | ef (外へ) + fect (作る) | 効果(外に作り出されるもの) |
例文:
Japan exports cars to many countries.
(日本は多くの国に車を輸出している)The factory emits smoke from its chimneys.
(その工場は煙突から煙を放出している)Please extract the key points from this passage.
(この文章から要点を抜き出してください)
💡 ポイント: 続く語幹の最初の文字によって、ex- / e- / ef- と形が変わります。
これは「発音しやすくするため」の変化です。意味は全部同じ「外へ」。
🎯 早慶附属頻出: extract, expand, exhibit, expose の4つは長文読解で頻繁に登場します。
コアイメージ: 何かを「中に押し込む」「内側に入れる」絵。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| inject | in (中へ) + ject (投げる) | 注射する |
| import | im (中へ) + port (運ぶ) | 輸入する |
| include | in (中へ) + clude (閉じる) | 含む |
| insert | in (中へ) + sert (差し込む) | 挿入する |
| invade | in (中へ) + vade (行く) | 侵略する |
| immerse | im (中へ) + merse (沈む) | 没頭させる |
例文:
Japan imports oil from the Middle East.
(日本は中東から石油を輸入している)The price includes tax.
(その価格は税込みです)She immersed herself in her studies.
(彼女は勉強に没頭した)
💡 ポイント: 続く語幹の最初が p, b, m のときは im- に変化します (発音しやすくするため)。
⚠️ 注意: in- は「中へ」と「否定」の2つの意味があります (否定の in- は後述)。文脈で判断してください。
コアイメージ: 何かを「前に押し出す」絵。前進、前向き、未来へ向かう感覚。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| project | pro (前へ) + ject (投げる) | 計画・投影する |
| propose | pro (前へ) + pose (置く) | 提案する |
| progress | pro (前へ) + gress (進む) | 前進・進歩 |
| promote | pro (前へ) + mote (動かす) | 昇進させる・促進する |
| proceed | pro (前へ) + ceed (進む) | 前進する |
| produce | pro (前へ) + duce (導く) | 生産する |
| provide | pro (前へ) + vide (見る) | 提供する |
例文:
They proposed a new business plan.
(彼らは新しい事業計画を提案した)The company promotes young employees quickly.
(その会社は若い社員を早く昇進させる)We are making good progress on the project.
(プロジェクトは順調に進んでいる)
🎯 早慶附属頻出: propose, promote, produce, provide はすべて長文の頻出動詞。名詞形 (proposal, promotion, production) もセットで覚えてください。
コアイメージ: 「時間的に前に」何かをする絵。事前準備、予測、先行のイメージ。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| predict | pre (前に) + dict (言う) | 予言する |
| prepare | pre (前に) + pare (用意する) | 準備する |
| preview | pre (前に) + view (見る) | 試写・予告 |
| prevent | pre (前に) + vent (来る) | 防ぐ |
| prefer | pre (前に) + fer (運ぶ) | 〜を好む |
| precede | pre (前に) + cede (進む) | 先行する |
例文:
No one can predict the future perfectly.
(誰も未来を完全に予測することはできない)Wash your hands to prevent infection.
(感染を防ぐために手を洗いなさい)I prefer tea to coffee.
(私はコーヒーよりお茶が好きだ)
💡 ポイント: pre- は「時間的に前」を表すのに対し、次の pro- は「空間的に前」「動作として前へ」を表します。
コアイメージ: pre- と似ていますが、より「警告・予告」のニュアンス。「先に知らせる」感覚。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| forecast | fore (前に) + cast (投げる) | 予報する |
| foresee | fore (前に) + see (見る) | 予見する |
| foretell | fore (前に) + tell (言う) | 予言する |
| forehead | fore (前) + head (頭) | 額(頭の前部分) |
| foreword | fore (前) + word (言葉) | まえがき |
例文:
The weather forecast says it will rain tomorrow.
(天気予報によると明日は雨だ)No one could foresee this situation.
(誰もこの状況を予見できなかった)
💡 ポイント: pre- との違いは、fore- は「(主に英語ネイティブの感覚で) 古英語由来」のため、フォーマルすぎず日常会話でも使われます。
コアイメージ: 「もう一度」または「元に戻る」絵。リピート、リターン、リバースの感覚。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| repeat | re (再び) + peat (求める) | 繰り返す |
| return | re (戻して) + turn (向かう) | 戻る |
| recover | re (再び) + cover (覆う) | 回復する |
| reject | re (後ろへ) + ject (投げる) | 拒絶する |
| review | re (再び) + view (見る) | 復習する・批評 |
| recall | re (再び) + call (呼ぶ) | 思い出す |
| renew | re (再び) + new (新しい) | 更新する |
例文:
Could you repeat the question?
(質問を繰り返してもらえますか)She rejected the proposal without hesitation.
(彼女は躊躇なくその提案を拒絶した)I can't recall his name.
(彼の名前を思い出せない)
🎯 早慶附属頻出: re- がついた動詞は本当に多い。recall, recover, refuse, reject, review, refer, regard など。長文では「re- がついていたら "再び" か "戻す" かな」と推測する習慣をつけましょう。
コアイメージ: 「時間的に後ろ」「あとで」というイメージ。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| postpone | post (後に) + pone (置く) | 延期する |
| postwar | post (後) + war (戦争) | 戦後の |
| postscript | post (後) + script (書く) | 追伸(P.S.) |
| postgraduate | post (後) + graduate (卒業) | 大学院の |
例文:
The meeting was postponed until next week.
(会議は来週まで延期された)The novel is set in postwar Japan.
(その小説は戦後の日本を舞台にしている)
💡 ポイント: postpone は早慶附属の長文・空所補充で頻出。「延期する」と「キャンセルする (cancel)」の使い分けにも注意。
コアイメージ: 何かの「下に潜り込む」「下に位置する」絵。隠れている、従属している感覚も含む。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| subject | sub (下へ) + ject (投げる) | 服従させる・主題 |
| submit | sub (下へ) + mit (送る) | 提出する・服従する |
| submarine | sub (下) + marine (海の) | 潜水艦 |
| suburb | sub (下) + urb (都市) | 郊外 |
| subway | sub (下) + way (道) | 地下鉄 |
| support | sup (下から) + port (運ぶ) | 支える |
例文:
Please submit your report by Friday.
(金曜までにレポートを提出してください)She lives in the suburbs of Tokyo.
(彼女は東京の郊外に住んでいる)Many fans support the team.
(多くのファンがそのチームを支援している)
🎯 早慶附属頻出: "be subject to 〜" (〜の影響を受けやすい・〜の対象となる) は熟語として覚えてください。
コアイメージ: 「下にある」または「不足している」絵。sub- に近いが、より日常的・直接的な「下」のイメージ。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| understand | under (下に) + stand (立つ) | 理解する |
| underestimate | under (不足して) + estimate (見積もる) | 過小評価する |
| undergo | under (下を) + go (行く) | 経験する |
| underline | under (下に) + line (線) | 下線を引く・強調する |
| undergraduate | under (まだ下) + graduate (卒業) | 学部生 |
例文:
Don't underestimate the difficulty of this exam.
(この試験の難しさを過小評価するな)She underwent surgery last week.
(彼女は先週手術を受けた)
💡 ポイント: undergo の go は「行く」ではなく「経験する」のニュアンス。undergo surgery / undergo changes (変化を経験する) のように使います。
コアイメージ: 何かの「上に位置する」「超えている」絵。優れている、超越している感覚。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| superior | super (上の) + ior (比較) | 優れた |
| supervise | super (上から) + vise (見る) | 監督する |
| supernatural | super (超) + natural (自然の) | 超自然的な |
| surpass | sur (越えて) + pass (通る) | 〜を超える |
| surface | sur (上) + face (面) | 表面 |
| survive | sur (越えて) + vive (生きる) | 生き延びる |
例文:
The new model is superior to the old one.
(新型は旧型より優れている)Only a few people survived the disaster.
(その災害を生き延びたのはわずかな人だけだった)
🎯 早慶附属頻出: "be superior to 〜" (〜より優れている) は比較対象を to で表す点がポイント。than ではない。
コアイメージ: 何かの「上を越えていく」絵。超過、過度、見渡す感覚。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| overcome | over (越えて) + come (来る) | 克服する |
| overlook | over (上から) + look (見る) | 見落とす・見渡す |
| overestimate | over (過度に) + estimate (見積もる) | 過大評価する |
| overwork | over (過度に) + work (働く) | 働きすぎる |
| overseas | over (越えて) + seas (海) | 海外の |
例文:
She overcame many difficulties to become a doctor.
(彼女は医者になるために多くの困難を克服した)Don't overlook small mistakes.
(小さな間違いを見落とさないように)
💡 ポイント: overlook には「見落とす」と「見渡す」という正反対に見える2つの意味があります。
文脈で判断してください。
コアイメージ: ある場所・状態から、別の場所・状態へと「越境する」絵。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| transport | trans (越えて) + port (運ぶ) | 輸送する |
| transfer | trans (越えて) + fer (運ぶ) | 移す・乗り換える |
| translate | trans (越えて) + late (運ぶ) | 翻訳する |
| transform | trans (越えて) + form (形) | 変形させる |
| transmit | trans (越えて) + mit (送る) | 送信する |
| transparent | trans (越えて) + parent (見える) | 透明な |
例文:
The internet has transformed our lives.
(インターネットは私たちの生活を変えた)Please translate this sentence into Japanese.
(この文を日本語に翻訳してください)
🎯 早慶附属頻出: transform, translate, transport は長文読解の頻出単語。名詞形 (transformation, translation, transportation) も全部覚えること。
「2つのものの関係」を表す接頭辞のグループです。共に・離れて・反対に・周りに、といった関係性を表現します。
コアイメージ: 複数のものが「いっしょに」あるイメージ。または、何かを「完全に」行うイメージ。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| contain | con (完全に) + tain (持つ) | 含む |
| combine | com (共に) + bine (結ぶ) | 結合する |
| cooperate | co (共に) + operate (働く) | 協力する |
| connect | con (共に) + nect (結ぶ) | 結びつける |
| collect | col (共に) + lect (集める) | 集める |
| collaborate | col (共に) + laborate (働く) | 協働する |
| company | com (共に) + pany (パン) | 会社・仲間(共にパンを食べる人) |
例文:
This box contains ten books.
(この箱には本が10冊入っている)We need to cooperate to solve this problem.
(この問題を解決するには協力が必要だ)Please collect the papers and bring them to me.
(書類を集めて私のところに持ってきてください)
💡 ポイント: 続く語幹の最初の文字で形が変わります。
意味は全部「共に」または「完全に」で同じ。
コアイメージ: 2つのものの「間に」入る、「相互に」やりとりする絵。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| international | inter (間の) + national (国の) | 国際的な |
| interact | inter (相互に) + act (動く) | 交流する |
| interrupt | inter (間に) + rupt (壊す) | 邪魔する・中断する |
| interview | inter (相互に) + view (見る) | 面接 |
| internet | inter (間の) + net (網) | インターネット |
例文:
Don't interrupt when others are speaking.
(人が話しているときに邪魔をしてはいけない)Children learn by interacting with others.
(子供は他人と交流することで学ぶ)
🎯 早慶附属頻出: interactive (対話的な), interaction (交流) も派生語として頻出。
コアイメージ: 何かに「向かっていく」絵。アプローチする感覚。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| adapt | ad (〜に) + apt (合う) | 適応する |
| adopt | ad (〜に) + opt (選ぶ) | 採用する |
| advance | ad (前へ) + vance (来る) | 前進する |
| attract | at (〜に) + tract (引く) | 引きつける |
| accept | ac (〜に) + cept (受ける) | 受け入れる |
| approach | ap (〜に) + proach (近づく) | 近づく |
| attend | at (〜に) + tend (向ける) | 出席する |
例文:
Animals adapt to their environment.
(動物は環境に適応する)Her smile attracted everyone.
(彼女の笑顔はみんなを引きつけた)I will attend the meeting tomorrow.
(私は明日会議に出席する)
💡 ポイント: ad- は続く語幹の最初の文字に合わせて変化します (これを「同化」と呼びます)。
意味はすべて「〜の方へ」で同じ。
コアイメージ: 何かを「下げる」または「分離する」絵。ネガティブ方向のニュアンス。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| decrease | de (下へ) + crease (増える) | 減少する |
| decline | de (下へ) + cline (傾く) | 衰える・断る |
| descend | de (下へ) + scend (登る) | 降りる |
| depart | de (離れて) + part (部分) | 出発する |
| destroy | de (下に) + stroy (建てる) | 破壊する |
| defend | de (離して) + fend (打つ) | 守る |
例文:
The population is decreasing every year.
(人口は毎年減少している)She declined the invitation politely.
(彼女は丁寧に招待を断った)The plane departs at 9 a.m.
(飛行機は午前9時に出発する)
🎯 早慶附属頻出: decline (減少する/断る), decrease (減少する) は名詞も同じ形で使います (a sharp decline / a decrease in population)。
コアイメージ: 「バラバラに分ける」または「否定する」絵。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| distract | dis (離して) + tract (引く) | 気を散らす |
| distribute | dis (分けて) + tribute (与える) | 分配する |
| discover | dis (否定) + cover (覆う) | 発見する(覆いを外す) |
| disagree | dis (否定) + agree (同意) | 反対する |
| dislike | dis (否定) + like (好き) | 嫌う |
| disappear | dis (否定) + appear (現れる) | 消える |
例文:
Don't let your phone distract you from studying.
(スマホに勉強の邪魔をされないように)They distributed the food to the homeless.
(彼らはホームレスに食料を分配した)Columbus discovered America in 1492.
(コロンブスは1492年にアメリカを発見した)
💡 ポイント: dis- には「分離」と「否定」の2つの意味があります。
文脈で判断してください。
コアイメージ: 「ぐっ」と離れていく絵。距離をとる、抜け出す感覚。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| absent | ab (離れて) + sent (いる) | 欠席の |
| abandon | ab (離れて) + andon (任せる) | 見捨てる |
| abstract | abs (離れて) + tract (引く) | 抽象的な |
| absolute | ab (離れて) + solute (解く) | 絶対的な |
| abnormal | ab (離れて) + normal (普通) | 異常な |
例文:
She was absent from school yesterday.
(彼女は昨日学校を欠席した)Don't abandon your dreams.
(夢を諦めるな)This is an abstract concept.
(これは抽象的な概念だ)
💡 ポイント: abstract は「ab(離れて)+tract(引く)=具体的なものから引き離した」という意味で「抽象的な」になりました。逆の concrete (具体的な) もセットで覚えましょう。
コアイメージ: 「完全に」または「通り抜ける」絵。徹底的に、貫通する感覚。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| perfect | per (完全に) + fect (作る) | 完璧な |
| perform | per (完全に) + form (形にする) | 行う・演じる |
| perceive | per (完全に) + ceive (受け取る) | (五感で)感じる |
| persist | per (完全に) + sist (立つ) | 固執する |
| permit | per (通して) + mit (送る) | 許可する |
| persuade | per (完全に) + suade (勧める) | 説得する |
例文:
Practice makes perfect.
(練習は完璧をもたらす)She performed the song beautifully.
(彼女は美しくその歌を歌った)The teacher persuaded him to study harder.
(先生は彼にもっと勉強するよう説得した)
🎯 早慶附属頻出: persuade A to V (Aを説得してVさせる) は構文として頻出。第3章のSVOCで学んだ構文ですね。
コアイメージ: 円を描いて「ぐるっと周りを回る」絵。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| circumstance | circum (周り) + stance (立つ) | 状況(周りに立っているもの) |
| circumference | circum (周り) + ference (運ぶ) | 円周 |
| circumvent | circum (周り) + vent (来る) | 回避する |
| circle | circ (円) | 円 |
例文:
Under these circumstances, we cannot continue.
(このような状況下では、継続できない)The circumference of the Earth is about 40,000 km.
(地球の円周は約4万キロだ)
💡 ポイント: circumstance は「状況」と訳しますが、語源的には「周りに立っているもの」=「人を取り巻いているもの」というイメージ。覚えやすくなります。
単語の意味を「ひっくり返す」接頭辞のグループです。
コアイメージ: 単語の意味を「否定する」絵。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| incorrect | in (否定) + correct (正しい) | 正しくない |
| incomplete | in (否定) + complete (完全) | 不完全な |
| invisible | in (否定) + visible (見える) | 見えない |
| impossible | im (否定) + possible (可能) | 不可能な |
| immature | im (否定) + mature (成熟) | 未成熟な |
| illegal | il (否定) + legal (合法) | 違法な |
| irregular | ir (否定) + regular (規則的) | 不規則な |
例文:
Your answer is incorrect.
(あなたの答えは正しくない)It's impossible to finish this in one day.
(これを1日で終わらせるのは不可能だ)Selling drugs is illegal.
(麻薬を売るのは違法だ)
💡 ポイント: 続く語幹の最初の文字で形が変わります。
⚠️ 超重要: in- は「中へ」と「否定」の2つの意味があります! 必ず文脈で判断してください。
コアイメージ: in- と同じく「否定」を表すが、よりカジュアルで日常的な単語に使われる傾向。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| unknown | un (否定) + known (知られた) | 知られていない |
| unable | un (否定) + able (できる) | できない |
| unhappy | un (否定) + happy (幸せ) | 不幸な |
| unfair | un (否定) + fair (公平) | 不公平な |
| unlock | un (反対に) + lock (鍵をかける) | 鍵を開ける |
| unfortunately | un (否定) + fortunately (幸運にも) | 残念ながら |
例文:
I am unable to attend the meeting.
(会議に出席できません)Unfortunately, the train was delayed.
(残念ながら、電車が遅れていた)He unlocked the door and went in.
(彼はドアの鍵を開けて中に入った)
💡 ポイント: in- と un- の使い分けは、慣習的なもので明確なルールはありません。
コアイメージ: 「〜でない」というシンプルな否定。中立的・形式的な響き。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| nonsense | non (否定) + sense (意味) | 無意味・ばかげたこと |
| nonstop | non (否定) + stop (止まる) | 直行の |
| nonprofit | non (否定) + profit (利益) | 非営利の |
| nonfiction | non (否定) + fiction (フィクション) | ノンフィクション |
| nonverbal | non (否定) + verbal (言葉の) | 非言語の |
例文:
Stop talking nonsense!
(ばかげたことを言うな)This is a nonprofit organization.
(これは非営利団体だ)
💡 ポイント: non- は in- や un- より「分類的・形式的」な否定。「非〜」と訳すとぴったりすることが多い。
コアイメージ: 「間違って」「誤って」何かをする絵。失敗、ミス、間違いの感覚。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| mistake | mis (誤って) + take (取る) | 間違い |
| misunderstand | mis (誤って) + understand (理解) | 誤解する |
| misuse | mis (誤って) + use (使う) | 誤用する |
| mislead | mis (誤って) + lead (導く) | 誤った方向に導く |
| misplace | mis (誤って) + place (置く) | 置き忘れる |
例文:
Everyone makes mistakes.
(誰でも間違いをする)I misunderstood what he said.
(私は彼の言ったことを誤解した)The advertisement was misleading.
(その広告は誤解を招くものだった)
🎯 早慶附属頻出: misleading (誤解を招く), misuse (誤用), mistake は長文で頻出。
コアイメージ: 何かに「対抗する」「反対する」絵。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| antibiotic | anti (反対) + biotic (生物の) | 抗生物質 |
| antisocial | anti (反対) + social (社会の) | 反社会的な |
| antiwar | anti (反対) + war (戦争) | 反戦の |
| counterattack | counter (反対の) + attack (攻撃) | 反撃 |
| counterpart | counter (対応する) + part (部分) | 対応するもの |
例文:
Doctors prescribe antibiotics for bacterial infections.
(医者は細菌感染に抗生物質を処方する)The country launched a counterattack.
(その国は反撃を開始した)
💡 ポイント: anti- と counter- は似ていますが微妙に違います。
「数」を表す接頭辞のグループです。
コアイメージ: 「1つだけ」「単一の」絵。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| uniform | uni (一つの) + form (形) | 制服(統一された形) |
| unique | uni (一つの) + que | 唯一の・独特の |
| universe | uni (一つの) + verse (回る) | 宇宙(一つに回るもの) |
| monopoly | mono (一つの) + poly (売る) | 独占 |
| monotonous | mono (一つの) + tonous (調子) | 単調な |
| monologue | mono (一つの) + logue (話) | 独白 |
例文:
All students wear uniforms at this school.
(この学校では全員が制服を着る)Her style is unique.
(彼女のスタイルは独特だ)The movie was so monotonous that I fell asleep.
(映画があまりに単調で眠ってしまった)
💡 ポイント: uni- はラテン語由来(unique, university, union)、mono- はギリシャ語由来(monopoly, monologue)。意味は同じ「一つ」ですが、出自が違います。
コアイメージ: 「2つ」「2回」を表す絵。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| bicycle | bi (二つの) + cycle (輪) | 自転車 |
| bilingual | bi (二つの) + lingual (言語の) | 二言語の |
| biannual | bi (二回) + annual (年の) | 年2回の |
| biography | bi (生) + graphy (書く) | 伝記 |
例文:
She is bilingual in English and Japanese.
(彼女は英語と日本語のバイリンガルだ)The festival is biannual.
(その祭りは年2回開催される)
💡 ポイント: biography の bi は「生(命)」の意味で、ここで紹介している「二つの」とは別の語源です。混同しないように。
コアイメージ: 「たくさんの」「複数の」絵。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| multiple | multi (多くの) + ple (重ねる) | 多くの・複数の |
| multimedia | multi (多くの) + media (媒体) | マルチメディア |
| multinational | multi (多くの) + national (国の) | 多国籍の |
| multitask | multi (多くの) + task (作業) | 同時に複数のことをする |
例文:
The disease has multiple causes.
(その病気には複数の原因がある)He works for a multinational company.
(彼は多国籍企業で働いている)
コアイメージ: 「半分」「準〜」の絵。完全ではなく途中、というニュアンス。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| semifinal | semi (準) + final (決勝) | 準決勝 |
| semicircle | semi (半分) + circle (円) | 半円 |
| semiannual | semi (半分の) + annual (年の) | 半年の |
| semiconductor | semi (半) + conductor (伝導体) | 半導体 |
例文:
Japan reached the semifinals in the World Cup.
(日本はワールドカップで準決勝に進出した)
コアイメージ: 「自分で」「自動的に」何かをする絵。
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| automatic | auto (自動) + matic | 自動的な |
| autobiography | auto (自分の) + biography (伝記) | 自伝 |
| autograph | auto (自分で) + graph (書く) | サイン |
| autonomy | auto (自分で) + nomy (法) | 自治・自律 |
例文:
This door is automatic.
(このドアは自動だ)She wrote her autobiography at age 70.
(彼女は70歳で自伝を書いた)
🎯 早慶附属頻出: autonomy (自治・自律) は社会論や教育論の長文で頻出。autonomous (自律的な) という形容詞もセットで。
ここまで学んだ30個の接頭辞を、実戦で使えるかチェックしてみましょう。
| 単語 | 接頭辞の意味 | 単語の意味 |
|---|---|---|
| export | 外へ | ? |
| import | 中へ | ? |
| transport | 越えて | ? |
| support | 下から | ? |
| report | 戻して | ? |
答え:
| 単語 | 接頭辞の意味 | 単語の意味 |
|---|---|---|
| inject | 中へ | ? |
| project | 前へ | ? |
| reject | 後ろへ | ? |
| eject | 外へ | ? |
| subject | 下へ | ? |
答え:
接頭辞をマスターすると、こうやって語幹1つから5つも10つも単語が生まれることが体感できますね。
これが、接頭辞学習の威力です。
ここまで学んだ知識を総動員して、初見の単語の意味を推測してみましょう。
以下の問題を、ノートに答えを書きながら解いてください。
終わったら「答えを見る」を開いて答え合わせをしてください。
間違えた問題には、ノートに印をつけて後で復習しましょう。
export の "ex-" の意味は?
正解
(b) 外へ
解説
ex- は「外へ」を表す方向系の接頭辞。export = ex (外へ) + port (運ぶ) = 輸出する。
使った視点
視点③: 接頭辞 (方向系)
predict の "pre-" の意味は?
正解
(b) 前に
解説
pre- は「時間的に前」。predict = pre (前に) + dict (言う) = 予言する。
使った視点
視点③: 接頭辞 (方向系・時間)
subway の "sub-" の意味は?
正解
(b) 下へ
解説
sub- は「下へ」。subway = sub (下) + way (道) = 地下鉄。
使った視点
視点③: 接頭辞 (方向系)
transmit の "trans-" の意味は?
正解
(a) 越えて
解説
trans- は「越えて」。transmit = trans (越えて) + mit (送る) = 送信する。
使った視点
視点③: 接頭辞 (方向系)
dislike の "dis-" の意味は?
正解
(b) 否定
解説
dis- は「分離」または「否定」。dislike では「否定」の意味で「好きではない」=「嫌う」。
使った視点
視点③: 接頭辞 (関係系・否定)
invisible の "in-" の意味は?
正解
(b) 否定
解説
in- は「中へ」と「否定」の2義。invisible では「否定」(visible=見える の否定) で「見えない」。文脈で判断。
使った視点
視点③: 接頭辞 (in- 2義の文脈判断)
misunderstand の "mis-" の意味は?
正解
(b) 誤って
解説
mis- は「誤って」。misunderstand = mis (誤って) + understand (理解) = 誤解する。
使った視点
視点③: 接頭辞 (否定系)
antibiotic の "anti-" の意味は?
正解
(b) 反対
解説
anti- は「反対」。antibiotic = anti (反対) + biotic (生物の) = 抗生物質 (細菌に反対する物質)。
使った視点
視点③: 接頭辞 (否定系・反対)
bicycle の "bi-" の意味は?
正解
(b) 二つの
解説
bi- は「二つの」。bicycle = bi (二つ) + cycle (輪) = 自転車 (2つの輪)。
使った視点
視点③: 接頭辞 (数量系)
autograph の "auto-" の意味は?
正解
(c) 自分で
解説
auto- は「自分で」。autograph = auto (自分で) + graph (書く) = サイン (自分で書いたもの)。
使った視点
視点③: 接頭辞 (数量系・自分)
withdraw = with (反対に) + draw (引く) の意味として最も適切なのは?
正解
(b) 引き出す・撤退する
解説
withdraw は「お金を引き出す」「軍を撤退させる」両方の意味で使う。
使った視点
視点③: 接頭辞 + 語幹の合成意味
overcome = over (越えて) + come (来る) の意味として最も適切なのは?
正解
(c) 克服する
解説
困難を「越えて来る」=「克服する」。
使った視点
視点③: 接頭辞 over- (越えて)
descend = de (下へ) + scend (登る) の意味として最も適切なのは?
正解
(b) 下降する
解説
「下へ登る」=「降りる」。語源的には「下方向に進む」。
使った視点
視点③: 接頭辞 de- (下へ)
interrupt = inter (間に) + rupt (壊す) の意味として最も適切なのは?
正解
(a) 中断する
解説
「間に入って壊す」=「中断する・邪魔する」。
使った視点
視点③: 接頭辞 inter- (間に)
abnormal = ab (離れて) + normal (普通) の意味として最も適切なのは?
正解
(c) 異常な
解説
「普通から離れた」=「異常な」。
使った視点
視点③: 接頭辞 ab- (離れて)
collaborate = col (共に) + laborate (働く) の意味として最も適切なのは?
正解
(c) 協働する
解説
「共に働く」=「協働する」。
使った視点
視点③: 接頭辞 col- (= con- 共に)
postpone = post (後に) + pone (置く) の意味として最も適切なのは?
正解
(c) 延期する
解説
「後に置く」=「延期する」。cancel (中止) とは違い、実施はする。
使った視点
視点③: 接頭辞 post- (後に)
circumvent = circum (周り) + vent (来る) の意味として最も適切なのは?
正解
(d) 回避する
解説
「周りから来る」=「回り道して避ける」。
使った視点
視点③: 接頭辞 circum- (周りに)
multinational = multi (多くの) + national (国の) の意味として最も適切なのは?
正解
(b) 多国籍の
解説
「多くの国の」=「多国籍の」。multinational company (多国籍企業) で頻出。
使った視点
視点③: 接頭辞 multi- (多くの)
semifinal = semi (半分の) + final (決勝) の意味として最も適切なのは?
正解
(b) 準決勝
解説
「半分の決勝」=「準決勝」。
使った視点
視点③: 接頭辞 semi- (半分の)
Please submit your application by Friday.
正解
(b) 提出する
解説
submit = sub (下へ) + mit (送る) = 提出する。
使った視点
視点③: 接頭辞 sub-
The internet has transformed our daily lives.
正解
(c) 変化させた
解説
transform = trans (越えて) + form (形) = 変形させる。
使った視点
視点③: 接頭辞 trans-
It is impossible to predict the weather a year in advance.
正解
(b) 不可能だ
解説
im- (否定) + possible (可能) = 不可能。in- が possible の前で im- に変形。
使った視点
視点③: 接頭辞 im- (否定)
She persuaded her parents to let her study abroad.
正解
(c) 説得した
解説
per (完全に) + suade (勧める) = 説得する。
使った視点
視点③: 接頭辞 per- (完全に)
Don't underestimate the power of teamwork.
正解
(b) 過小評価する
解説
under (不足して) + estimate (見積もる) = 過小評価する。反対は overestimate (過大評価)。
使った視点
視点③: 接頭辞 under- (不足)
The committee rejected my proposal.
正解
(b) 拒絶した
解説
re (後ろへ) + ject (投げる) = 拒絶する。
使った視点
視点③: 接頭辞 re- (後ろへ)
This new technology will promote economic growth.
正解
(b) 促進する
解説
pro (前へ) + mote (動かす) = 促進する・昇進させる。
使った視点
視点③: 接頭辞 pro- (前へ)
The two countries decided to cooperate on environmental issues.
正解
(c) 協力する
解説
co (共に) + operate (働く) = 協力する。
使った視点
視点③: 接頭辞 co- (共に)
She withdrew her application at the last moment.
正解
(b) 撤回した
解説
with (反対に) + draw (引く) = 撤回する・引き戻す。
使った視点
視点③: 接頭辞 with- (反対に)
Many species could not survive the climate change.
正解
(b) 生き延びる
解説
sur (越えて) + vive (生きる) = 生き延びる。survive は他動詞 (前置詞不要、第5章復習)。
使った視点
視点③: 接頭辞 sur- (越えて) + 視点②: 自他動詞 (survive は他動詞)
英単語の「向き」と「否定」は、たった30個の接頭辞でほぼ完全にカバーできます。
これらを語幹と組み合わせれば、未知の単語に出会っても意味の見当がつくようになります。
恩師が「英単語の地図記号」と呼んだ理由が、いま実感できたはずです。
次章へのつながり
第8章では、英単語の心臓である語幹30個を、コアイメージと例文セットでマスターしていきます。語幹をマスターすれば、1つの語幹から10語以上が派生で覚えられるようになります。