第3章

文型で覚える動詞

視点② 動詞のとる構造 (1) ─ SVOC・使役・SVOO

学習目標

  • SVOC[O to V] 型の動詞群 (15動詞以上) を 7 グループに分類して頭に入れる
  • 使役動詞 5動詞 (make / have / let / get / set) と C の形を完全に区別できる
  • 知覚動詞の3つの形 (原形 / Ving / V.p.p.) をニュアンスで使い分けられる
  • SVOO 型の例外 (cost / deny / save / envy) と「取れない動詞」(explain / introduce 等) を判別できる

所要時間の目安

約3時間 (解説2時間 + 演習1時間)

この章を読む前に

第1章 1-3 節で「視点②:自動詞/他動詞 の区別」を見ました。本章はその発展で、 動詞ごとに決まっている「後ろに取る構造 (文型)」 を完全マスターします。 英語の動詞は「単独で覚える」のではなく「文型とセットで覚える」── 恩師の言葉が、本章で実感できるはずです。 第2章 (状態V vs 動作V) はこの章と独立した知識なので、未読でも本章は読み進められます。

この章で身につくこと

この章を読み終えるころには、あなたは英文の中で「動詞のあとに何が来るか」を一瞬で予測できるようになります。

英語の動詞は、後ろに何を取るかが決まっています。

これらは、動詞ごとに「文型」が決まっているのです。

この「文型」を覚えていないと、空所補充問題や整序問題で確実に間違えます。

逆に言えば、この章で扱う動詞群を完璧にマスターすれば、早慶附属の文型問題はすべて解けるようになります。

恩師が「動詞は単独では存在しない。文型とセットで覚えろ」と言っていた理由が、この章でわかります。

3-1. SVOC[O to V] の動詞 ─ 「AにVしてもらう・させる」

まず最初に学ぶのは、SVOC型C に to V が来る動詞群です。

SVOC[O to V] の基本構造

S + V + O + to V
主語  動詞  目的語  to不定詞

これを日本語にすると:

S は O に V してもらう / させる / してほしい

たとえば:

I want her to come.
(私は彼女に来てほしい)

She asked me to help her.
(彼女は私に手伝ってもらうよう頼んだ)

The teacher told us to be quiet.
(先生は私たちに静かにするよう言った)

すべて「S が O に V してもらう/させる/してほしい」という構造です。

このパターンを取る動詞リスト

恩師から教わった「SVOC[O to V]」型の動詞を、意味別に分類します。

SVOC[O to V] 7グループ動詞俯瞰図。S+V+O+to V を中心に、7つの動詞グループ (願望/強制誘発/命令/説得/促進/依頼許可/思考信念) を放射状に配置。⚠️ hope/suggest/admit/demand/propose/insist は取れないことも明示。
図 3-1: SVOC[O to V] 7グループ動詞俯瞰 (画像生成待ち)

グループ①:願望系

「Aに〜してほしい」という願望を表す動詞群です。

動詞構文意味
wantwant A to VAにVしてほしい
would likewould like A to VAにVしてほしい (丁寧)
expectexpect A to VAがVすることを期待する

例文:

I want you to be happy.
(あなたに幸せになってほしい)

I would like you to consider this proposal.
(この提案を検討していただきたい)

We expect her to win the competition.
(彼女が大会で優勝することを期待している)

グループ②:強制・誘発系

「Aに〜させる」という強制や誘発を表す動詞群です。

動詞構文意味
forceforce A to VAに無理やりVさせる
compelcompel A to VAにVせざるを得なくさせる
leadS lead A to VSがAをVするよう導く
enableS enable A to VSのおかげでAがVできる
causeS cause A to VSがAにVを引き起こす

例文:

The rain forced us to cancel the event.
(雨のため、イベントを中止せざるを得なかった)

Hunger compelled him to steal food.
(空腹のため、彼は食べ物を盗まざるを得なかった)

This experience led me to change my career.
(この経験が私のキャリアを変えるきっかけになった)

The internet enables us to communicate quickly.
(インターネットのおかげで素早くコミュニケーションが取れる)

The accident caused her to lose consciousness.
(その事故で彼女は意識を失った)

💡 ポイント: lead / enable / cause の3つは「Sが原因で、AがVした」という因果関係を表します。

S + cause + A + to V
原因   →    AがVした(結果)

早慶附属頻出パターン

The new technology enables doctors to diagnose diseases earlier.
(新技術のおかげで、医者はより早く病気を診断できる)

このパターンは、長文読解の論説文で頻出します。

グループ③:命令系

「Aに〜するよう命令する」という指示を表す動詞群です。

動詞構文意味
telltell A to VAにVするよう言う
orderorder A to VAにVするよう命令する
commandcommand A to VAにVするよう命令する

例文:

The teacher told the students to study harder.
(先生は生徒たちにもっと勉強するよう言った)

The captain ordered the soldiers to retreat.
(隊長は兵士たちに撤退を命じた)

The general commanded them to advance.
(将軍は彼らに前進するよう命令した)

💡 ポイント: tell < order < command の順で命令の強さが増します。

グループ④:説得系

「Aに〜するよう説得する」「Aに〜するよう助言する」を表す動詞群です。

動詞構文意味
persuadepersuade A to VAをVするよう説得する
adviseadvise A to VAにVするよう助言する

例文:

She persuaded her parents to let her study abroad.
(彼女は両親を説得して留学させてもらった)

The doctor advised him to quit smoking.
(医者は彼に禁煙するよう助言した)

グループ⑤:促進系 (恩師重要指摘)

「Aに〜するよう促す・励ます・薦める」という、相手の行動を引き出す動詞群です。

動詞構文意味
urgeurge A to VAにVするよう促す
inspireinspire A to VAにVするよう刺激を与える
encourageencourage A to VAにVするよう励ます
recommendrecommend A to VAにVするよう薦める

例文:

The doctor urged her to exercise regularly.
(医者は彼女に定期的な運動を促した)

Her speech inspired us to change the world.
(彼女のスピーチは私たちに世界を変える刺激を与えた)

My teacher encouraged me to apply for the scholarship.
(先生は奨学金に応募するよう励ましてくれた)

I recommend you to read this book.
(この本を読むことを薦める)

💡 ポイント: inspire / encourage は、第7-9章で学んだ語源知識とつながります。

  • inspire = in (中へ) + spire (息) = 中に息を吹き込む = 奮い立たせる
  • encourage = en (中へ) + courage (勇気) = 中に勇気を入れる = 励ます

恩師は「動詞の意味を語源で理解すると、文型もセットで頭に入る」と言っていました。

グループ⑥:依頼・許可系

「Aに〜するよう頼む・放っておく・許す」を表す動詞群です。

動詞構文意味
askask A to VAにVするよう頼む
leaveleave A to VAにVを任せる・放っておく
allowallow A to VAがVするのを許す
getget A to VAにVしてもらう

例文:

She asked me to help her with the project.
(彼女はプロジェクトを手伝ってほしいと頼んできた)

I'll leave you to decide.
(あなたに決めるのを任せよう)

My parents allowed me to go to the concert.
(両親はコンサートに行くのを許してくれた)

Can you get him to call me back?
(彼に電話を折り返すよう伝えてもらえますか)

💡 ポイント: get A to V は「させる」というより「してもらう」というニュアンス。お願いベースの依頼です。

グループ⑦:think / believe (特殊パターン)

think と believe は、SVOC で C が to be (名/形) という特殊な構文を取ります。

動詞構文意味
thinkthink A to be 名/形Aが〜だと思う
believebelieve A to be 名/形Aが〜だと信じる

例文:

I think him to be a good leader.
(彼は良いリーダーだと思う)

She believes the rumor to be true.
(彼女はその噂を本当だと信じている)

💡 ポイント: think / believe は A の後に "to be" を伴うことが多いのが特徴です。

ただし、現代英語では think A to be という形よりも think (that) S V の形のほうがよく使われます。

  • I think (that) he is a good leader.

両方の形を知っておきましょう。

SVOC[O to V] のまとめ

ここまで学んだ動詞は、すべて以下の構造を取ります:

S + V + A + to V
主語  動詞  目的語  to不定詞
分類動詞
願望系want, would like, expect
強制・誘発系force, compel, lead, enable, cause
命令系tell, order, command
説得系persuade, advise
促進系urge, inspire, encourage, recommend
依頼・許可系ask, leave, allow, get
思考・信念系think A to be, believe A to be

これらの動詞を見たら、直後に O to V が来ると即座に判断できるようにしてください。

3-2. ⚠️ 注意:SVOC[O to V] が「使えない」動詞

ここで重要な落とし穴があります。

「Aに〜するよう」と日本語で言いたいときに、SVOC型 A to V が使えない動詞があるのです。

これは早慶附属で頻繁に問われる引っかけです。

SVOC[O to V] が使えない動詞リスト

以下の動詞は、構文的に A to V を取れません

動詞意味取れない構文
hope望む✗ hope A to V
suggest提案する✗ suggest A to V
admit認める✗ admit A to V
demand要求する✗ demand A to V
propose提案する✗ propose A to V
insist主張する✗ insist A to V

正しい使い方

これらの動詞は、that 節Vingを使って表現します。

hope:that S V または to V

✗ I hope you to come. ←NG
✓ I hope (that) you will come. (あなたが来ることを望む)
✓ I hope to see you again. (またお会いしたい)

suggest:Ving または that S (should) V

✗ I suggested him to leave. ←NG
✓ I suggested leaving early. (早く出発することを提案した)
✓ I suggested that he (should) leave early. (彼が早く出発することを提案した)

demand:Ving または that S (should) V

✗ He demanded me to apologize. ←NG
✓ He demanded an apology. (謝罪を要求した)
✓ He demanded that I (should) apologize. (私が謝罪することを要求した)

早慶附属頻出ひっかけ

Q. I hope ( ) the test soon.
(a) you to pass (b) you will pass (c) you passing (d) your passing

思考プロセス

  1. hope は A to V を取れない
  2. (a) you to pass はNG
  3. hope は that S V または to V を取る
  4. (b) you will pass は that の省略形 → 正解候補
  5. → 答え:(b) you will pass

「hope は want と同じ意味だから want と同じ構文だろう」と考えると間違えます。意味は似ていても、構文は違うのです。

3-3. 使役動詞:make / have / let / get / set

ここからは、使役動詞という特殊なグループを学びます。

使役」とは、「Aに〜させる」「Aに〜してもらう」という意味です。

英語には、Aに何かをさせるための動詞が複数あり、それぞれ取る形が違います。

使役動詞5動詞の使い分けマトリックス。make/have/let は原形、get は to V、set は Ving。圧力の強さは make > have > get > let。have/get は過去分詞も取る (have my hair cut)。
図 3-2: 使役動詞 5動詞 × C の形 マトリックス (画像生成待ち)

使役動詞の早見表

動詞構文C の形
makeS make O CV (原形)
haveS have O CV (原形)
letS let O CV (原形)
getS get O Cto V
setS set O CVing

使役動詞の使い分け ─ ニュアンスの違い

5つの使役動詞は、すべて「Aに〜させる」と訳せますが、ニュアンスが微妙に違います。

動詞ニュアンス
make強制的に〜させる
have(権限のある人が) 〜してもらう
let(許可を与えて) 〜させてあげる
get(お願いして) 〜してもらう
set〜の状態にする

恩師はこれを「圧力の強さ」で順位づけしていました。

強制的 ←─────────────────────→ 任意・許可
make > have > get > let

① make:強制的に〜させる

コアイメージ: 相手の意志に関係なく、強制的に動作をさせる。

構文: S make O V (原形)

例文:

The teacher made us clean the classroom.
(先生は私たちに教室を掃除させた)

Sad movies always make me cry.
(悲しい映画はいつも私を泣かせる)

What made you change your mind?
(何が君の気持ちを変えさせたの?)

⚠️ 重要: make の C は動詞の原形! "to V" は不可。

✗ The teacher made us to clean the classroom.
✓ The teacher made us clean the classroom.

これは、早慶附属で頻繁にひっかかる落とし穴です。

② have:(権限を持つ人が) 〜してもらう

コアイメージ: 立場が上の人 (上司・先生・親など) が、権限を持って人に動作をしてもらう。

構文: S have O V (原形)

例文:

I'll have my secretary call you tomorrow.
(私の秘書に明日電話させます)

The boss had us work late last night.
(上司は昨夜私たちを残業させた)

Mom had me wash the dishes.
(お母さんは私に皿洗いをさせた)

⚠️ 重要:

  • have の C は動詞の原形! "to V" は不可。
  • C の形が 過去分詞 (V.p.p.) になることもある (=「物を〜してもらう」)

I had my hair cut. (髪を切ってもらった) ←過去分詞 = 受動的
I had my secretary call you. (秘書に電話させた) ←原形 = 能動的

💡 ポイント: have の使役は、命令というより「業務上の指示」のニュアンスです。

③ let:(許可を与えて) 〜させてあげる

コアイメージ: 相手の希望を許して、動作をさせる。「許可」のニュアンス。

構文: S let O V (原形)

例文:

My parents let me go to the party.
(両親はパーティーに行かせてくれた)

Please let me know your decision.
(あなたの決定を私に知らせてください)

She let her son play video games.
(彼女は息子にゲームをさせた)

⚠️ 重要:

  • let の C は動詞の原形! "to V" は不可。
  • "Let me know" / "Let me see" などの慣用表現は超頻出。

💡 ポイント: let は「強制」ではなく「許可」です。makeと混同しないように注意してください。

なお、let A 過去分詞 (let A done) は使えません (have や get と違う点)。

④ get:(お願いして) 〜してもらう

コアイメージ: お願いベースで人に動作をしてもらう。「働きかけて結果を得る」感覚。

構文: S get O to V

例文:

Can you get him to call me back?
(彼に電話を折り返すよう伝えてもらえますか)

I finally got her to agree.
(やっと彼女に同意してもらえた)

How did you get them to change their minds?
(どうやって彼らの気持ちを変えさせたの?)

⚠️ 重要: get の C は to V! 動詞の原形は不可。

✗ I got him call me. ←NG
✓ I got him to call me.

💡 ポイント: get は「説得・誘導」のニュアンス。make ほど強制的ではなく、お願いして動かしてもらう感覚です。

get + 過去分詞 (V.p.p.) のパターン

get には「物を〜してもらう/状態にする」という用法もあります。

I got my car fixed. (車を修理してもらった)
She got her hair cut. (髪を切ってもらった)

このパターンは「自分の所有物を他人にしてもらう」という意味で、超頻出です。

⑤ set:〜の状態にする

コアイメージ: 何かを「セットする」「動かし始める」感覚。

構文: S set O Ving

例文:

The news set me thinking.
(そのニュースは私を考えさせた)

Her words set the audience laughing.
(彼女の言葉は聴衆を笑わせた)

⚠️ 重要: set の C は Ving!

💡 ポイント: set はやや古風な表現で、現代英語では make や get で代用されることが多いですが、文学的な文章で出てくることがあります。

使役動詞の落とし穴 ─ 使い分けマトリックス

5つの使役動詞を、構文と一緒にまとめます。

動詞C の形ニュアンス過去分詞OK?
makeV (原形)強制的に〜させる
haveV (原形)(権限で) 〜してもらう✓ (have A done)
letV (原形)〜させてあげる (許可)
getto V(お願いして) 〜してもらう✓ (get A done)
setVing〜の状態にする

⚠️ 早慶附属頻出ひっかけ:

Q. The teacher made us ( ) the report.
(a) write (b) to write (c) writing (d) wrote

思考プロセス

  1. make は使役動詞
  2. make の C は動詞の原形
  3. (a) write が原形 → 正解
  4. → 答え:(a) write

(b) to write を選んでしまうのが、もっとも多い間違いです。

3-4. 知覚動詞:see / hear / feel / smell / notice / watch

使役動詞と似た構造を持つのが知覚動詞です。

知覚動詞とは

「五感で感じる」動詞のグループです。

  • see:見る
  • hear:聞く
  • feel:感じる
  • smell:においを嗅ぐ
  • notice:気づく
  • watch:注視する
  • look at:見る (※2語以上の熟語も含む)
  • listen to:聞く (※2語以上の熟語も含む)

これらの動詞は、SVOC型を取ります。

知覚動詞の構文

構文C の形意味
S 知覚V O V (原形)動詞の原形OがVするのを (最初から最後まで) 見る/聞く
S 知覚V O Ving現在分詞OがVしている最中を見る/聞く
S 知覚V O V.p.p.過去分詞OがVされるのを見る/聞く

例文で違いを掴もう

① V (原形):動作の最初から最後まで

I saw him steal her wallet.
(私は彼が彼女の財布を盗むのを見た)

「盗む」という動作を最初から最後まで全部見たというニュアンスです。

② Ving:動作の最中

I saw him stealing her wallet.
(私は彼が彼女の財布を盗んでいるところを見た)

「盗んでいる最中」を見たというニュアンスです。完了前。

③ V.p.p.:受動的に動作される

I heard my name called.
(自分の名前が呼ばれるのを聞いた)

自分の名前が「呼ばれる側」=受動的だから過去分詞。

知覚動詞 + V (原形) と Ving の使い分け

具体例で違いを見てみましょう。

ニュアンス
I saw him cross the street.横断する一連の動作を最後まで見た
I saw him crossing the street.横断している途中を一瞬見た
ニュアンス
I heard her sing a song.1曲を最初から最後まで聞いた
I heard her singing a song.歌っている最中の声を聞いた

💡 ポイント: 動作を「全部見た/聞いた」なら原形、「途中を見た/聞いた」なら Ving です。

早慶附属頻出ポイント

He felt someone talking to him.
(誰かが自分に話しかけているのを感じた)

「話しかけてくる最中」を感じたので Ving。原形 talk にしてしまうと「話す動作の最初から最後まで」になり、不自然です。

知覚動詞 vs 使役動詞 ─ 似て非なる構造

ここで重要な区別をしておきます。

動詞群構文C の形
使役動詞 (make / have / let)S V O CV (原形)
知覚動詞 (see / hear / feel)S V O CV (原形) / Ving / V.p.p.
使役動詞 (get)S V O Cto V

違いのポイント

  • make / have / let:原形のみ
  • 知覚動詞:原形 / Ving / V.p.p. の3パターン

知覚動詞は、見たり聞いたりする「タイミング」によって、3つの形を使い分ける必要があるのです。

3-5. SVOO型動詞:「Aに B を与える」のパターン

ここからは、もうひとつの重要な文型 ─ SVOO型 を学びます。

SVOO型の基本構造

S + V + O₁ + O₂
主語  動詞  目的語1  目的語2

意味:S が O₁ に O₂ を与える

たとえば:

I gave her a present.
(私は彼女にプレゼントをあげた)

She told me the truth.
(彼女は私に真実を話した)

The teacher showed us the experiment.
(先生は私たちに実験を見せた)

これらはすべて、O₁ (人) に O₂ (物・情報) を与える構造です。

SVOO型の典型動詞

「Aに B を与える」という意味の動詞は、ほぼすべてSVOO型を取れます。

動詞意味
give与える
tell言う
show見せる
send送る
teach教える
offer提供する
bring持ってくる
lend貸す
pay支払う
promise約束する
buy買ってあげる
make作ってあげる
find見つけてあげる
cook料理してあげる

例文:

Could you send me the report?
(レポートを送ってもらえますか)

He taught us English last year.
(彼は昨年私たちに英語を教えた)

She offered me a chance.
(彼女は私にチャンスを与えた)

SVOO ⇄ SVO + 前置詞句 の書き換え

SVOO型は、前置詞 to / for を使った形に書き換えできます。

S V O₁ O₂  ⇄  S V O₂ to/for O₁

to を使う動詞 (典型的なSVOO動詞)

動詞SVOO型書き換え (to)
giveI gave her a book.I gave a book to her.
tellShe told me a story.She told a story to me.
showHe showed us a map.He showed a map to us.
sendThey sent us a gift.They sent a gift to us.
teachShe taught us math.She taught math to us.

for を使う動詞 (「〜のために」のニュアンス)

動詞SVOO型書き換え (for)
buyI bought her a flower.I bought a flower for her.
makeShe made me a cake.She made a cake for me.
findHe found me a job.He found a job for me.
cookMom cooked us dinner.Mom cooked dinner for us.

💡 ポイント:

  • to は「Aに直接届く」のイメージ (give, tell, send)
  • for は「Aのために」のイメージ (buy, make, cook)

「Aがその動作の対象として直接受け取る」なら to、「Aのためにわざわざ何かをする」なら for です。

3-6. ⚠️ SVOO の例外:「O₁ に O₂ を与える」とは限らない動詞

ここで、最も頻出するひっかけパターンを紹介します。

形は SVOO 型 (S V O₁ O₂) ですが、「O₁ に O₂ を与える」という意味にはならない動詞があります。

例外動詞リスト

動詞構文意味
costcost O₁ O₂O₁ に (お金や労力) O₂ をかけさせる
denydeny O₁ O₂O₁ に O₂ を与えない
savesave O₁ O₂O₁ から O₂ (お金・時間) を節約させる
envyenvy O₁ O₂O₁ の O₂ をねたむ・うらやむ

例文で見てみよう

cost:O₁ にお金や労力を犠牲にさせる

The car cost me $20,000.
(その車は私に2万ドルかかった = 私は2万ドル払った)

The mistake cost him his job.
(その間違いで彼は職を失った = 彼に職という代償を払わせた)

「Aに B を与える」のではなく、「Aから B を奪う・払わせる」ニュアンス。

deny:O₁ に O₂ を与えない

The court denied him the right to appeal.
(裁判所は彼に控訴の権利を与えなかった)

He was denied access to the building.
(彼は建物への立ち入りを拒否された)

「Aに B を与える」の正反対 ─ 「Aに B を与えない」という意味。

save:O₁ から O₂ を節約させる

The new system saved us a lot of time.
(新しいシステムは私たちの多くの時間を節約させてくれた)

Online shopping saves you the trouble of going to stores.
(オンラインショッピングは店に行く手間を省いてくれる)

「お金や時間を節約させる」「手間を省かせる」というニュアンス。

envy:O₁ の O₂ をうらやむ

I envy you your good luck.
(私はあなたの幸運がうらやましい)

She envies her sister her beauty.
(彼女は妹の美しさを羨む)

「Aの B をねたむ」というニュアンス。

💡 ポイント: これら4つは「形がSVOOだから "Aに B を与える" だろう」と単純に判断すると、意味を取り違えます。動詞ごとに意味を覚える必要があります。

3-7. ⚠️ SVOO の禁止パターン:「explain him a story」はNG

ここがもうひとつの落とし穴です。

「Aに B を説明する/紹介する/告白する/提案する」と日本語で考えて、そのまま SVOO 型を使うと不自然になる動詞があります。

SVOO型を取れない動詞リスト

以下の動詞は、「人 + 内容」を直接続けられません

動詞取れない構文正しい形
explain✗ explain him a storyexplain a story to him
confess✗ confess him a secretconfess a secret to him
introduce✗ introduce him a friendintroduce a friend to him
suggest✗ suggest him an ideasuggest an idea to him

正しい使い方

これらの動詞は、「内容」が先に来て、「to + 人」が後ろに来る形しか取れません。

explain:「説明する」

✗ He explained me the rules. ←NG
✓ He explained the rules to me.
(彼は私にルールを説明した)

confess:「告白する」

✗ She confessed me her feelings. ←NG
✓ She confessed her feelings to me.
(彼女は私に気持ちを告白した)

introduce:「紹介する」

✗ Can you introduce me your friend? ←NG
✓ Can you introduce your friend to me?
(あなたの友達を私に紹介してもらえますか)

suggest:「提案する」

✗ He suggested me a new idea. ←NG
✓ He suggested a new idea to me.
(彼は新しいアイデアを私に提案した)

SVOO型の3パターン整理図。①基本: 与える (give/tell/show 等)、②例外: 与えるとは限らない (cost/deny/save/envy)、③禁止: SVOO 取れない (explain/confess/introduce/suggest → 〜to人 / inform/remind → 人of内容 / thank → 人for内容)。
図 3-3: SVOO 3パターン整理図 (基本 / 例外 / 禁止) (画像生成待ち)

inform / remind A of B:「Aに B を知らせる/思い出させる」

これらは「情報」を伝える動詞ですが、SVOO型ではなく 「A of B」 という前置詞構文を取ります。

動詞構文意味
informinform A of BA に B を知らせる
remindremind A of BA に B を思い出させる

例文

Please inform me of any changes.
(変更があれば知らせてください)

This song reminds me of my childhood.
(この歌は私に子供時代を思い出させる)

She reminded me of my appointment.
(彼女は私に予約を思い出させた)

⚠️ 重要: of の前に人 (A)、of の後に内容 (B) が来ます。

✗ Please inform any changes to me. ←NG
✓ Please inform me of any changes.

thank A for B:「A に B のことで感謝する」

thank も SVOO 型は取れず、「for」を使います。

✓ Thank you for your help.
(助けてくれてありがとう)

✓ I want to thank everyone for their support.
(みんなのサポートに感謝したい)

💡 ポイント: 「内容の前に前置詞が必要」なグループは、

  • explain / confess / introduce / suggest + 内容 + to + 人
  • inform / remind + 人 + of + 内容
  • thank + 人 + for + 内容

の3パターンに整理できます。

3-8. SVOC の特殊形:keep / leave / find + O + C

最後に、SVOC型でよく出る動詞をもう一組紹介します。

構文

S + V + O + C

C の形は次のいずれか:

  • 形容詞 (例:happy, ready, busy)
  • 名詞 (例:a doctor, the leader)
  • Ving (現在分詞)
  • V.p.p. (過去分詞)

動詞リスト

動詞意味
keep〜の状態に保つ
leave〜のままにしておく
find〜だとわかる

例文

keep + O + C:〜の状態に保つ

Please keep the door open. (ドアを開けたままにしておいて) ←形容詞
Exercise keeps you healthy. (運動はあなたを健康に保つ) ←形容詞
She kept us waiting for an hour. (彼女は私たちを1時間待たせた) ←Ving

leave + O + C:〜のままにしておく

Don't leave the children alone. (子供たちを一人にしておかないで) ←形容詞
She left the door open. (彼女はドアを開けたままにした) ←形容詞
I left my homework unfinished. (宿題を終わらせずに置いた) ←過去分詞

find + O + C:〜だとわかる/気づく

I find this book interesting. (この本を面白いと思う) ←形容詞
She found the letter lost. (彼女は手紙が紛失したことに気づいた) ←過去分詞
We found him sleeping on the sofa. (彼がソファで寝ているのを見つけた) ←Ving

💡 ポイント: keep / leave / find の使い分け

  • keep:意図的に〜の状態を保つ
  • leave:〜の状態のまま放置する
  • find:〜だと気づく・わかる

3-9. 元ノートを見てみよう

ここで、私が中3のときに恩師から教わった当時のノートを見てみましょう。

このページには、いま学んだ「SVOC[O to V]」型の動詞群がリストになっています。

赤ペンで囲まれた「want / force / compel / would like」の願望系。

ピンクペンで囲まれた「lead / enable / cause」と矢印で「Sが原因で A が to V した」のメモ。

「tell / order / command」の命令系、「persuade / advise」の説得系、「urge / recommend」の促進系...

そして右側余白には「inspire / encourage = 動詞化」のメモ。これは、第7-9章で学んだ語源知識(in + spire、en + courage)とつながっています。

このページは、いま学んだ使役動詞 make / have / let / get / set の使い分け表。

ピンクのマーカーで「Vが使役Vの時」と強調され、各動詞が取る C の形が:

  • make:V(原)、V.p.p.、形/名
  • have:V(原)、Ving、V.p.p.
  • let:V(原)、副
  • get:to V (←×印で V(原) は不可と明示)
  • set:V.p.p.、形

と表で整理されています。中3の自分が、「make made O C」の例文と一緒に、各動詞の取る形を必死に覚えていた跡がそのまま残っています。

このページでは、「[原則] SVOO₁O₂ (O₁ に O₂ を与える)」と書いた上で、「[例外] cost / deny / save / envy」のリスト。そして「<SVO₁O₂> ができない」グループとして、explain / confess / introduce / suggest / inform A of B / remind A of B / thank A for B が整理されています。

右側余白の青ペンメモには「内容の前に 前(置詞) が必要」と本質を一言で表しています。

これらは、すべてこの章で学んだ内容の元になったノートです。

3-10. 演習30問

ここまで学んだ知識を、実戦で使ってみましょう。
以下の問題を、ノートに答えを書きながら解いてください。
終わったら「答えを見る」を開いて答え合わせをしてください。
間違えた問題には、ノートに印をつけて後で復習しましょう。

Part 1:SVOC[O to V] 型の判別 (1〜10)

問題 1

I want him ( ) the truth.

  1. tell
  2. telling
  3. to tell
  4. told
答えを見る

正解

(c) to tell

解説

want は SVOC[O to V] 型。「Aに〜してほしい」の典型動詞。

使った視点

視点②: 文型 (want = 願望系SVOC[O to V])

問題 2

The teacher told us ( ) quiet.

  1. being
  2. be
  3. to be
  4. been
答えを見る

正解

(c) to be

解説

tell は SVOC[O to V] 型 (命令系)。「AにVするよう言う」。

使った視点

視点②: 文型 (tell = 命令系SVOC[O to V])

問題 3

She persuaded her parents ( ) her travel alone.

  1. let
  2. letting
  3. to let
  4. letting
答えを見る

正解

(c) to let

解説

persuade は SVOC[O to V] 型 (説得系)。「Aを説得して〜させる」。

使った視点

視点②: 文型 (persuade = 説得系SVOC[O to V])

問題 4

This experience led me ( ) my career.

  1. change
  2. to change
  3. changing
  4. changed
答えを見る

正解

(b) to change

解説

lead は SVOC[O to V] 型 (強制・誘発系)。「SがAをVするよう導く」の因果関係。

使った視点

視点②: 文型 (lead = 強制・誘発系、SVOC[O to V])

問題 5

The internet enables us ( ) information quickly.

  1. get
  2. getting
  3. to get
  4. got
答えを見る

正解

(c) to get

解説

enable は SVOC[O to V] 型 (強制・誘発系)。「SのおかげでAがVできる」。早慶長文頻出。

使った視点

視点②: 文型 (enable = 強制・誘発系、SVOC[O to V])

問題 6

I expect you ( ) on time.

  1. come
  2. coming
  3. to come
  4. came
答えを見る

正解

(c) to come

解説

expect は SVOC[O to V] 型 (願望系)。「AがVすることを期待する」。

使った視点

視点②: 文型 (expect = 願望系SVOC[O to V])

問題 7

Don't force him ( ) what he doesn't want to do.

  1. do
  2. doing
  3. to do
  4. done
答えを見る

正解

(c) to do

解説

force は SVOC[O to V] 型 (強制・誘発系)。「Aに無理やりVさせる」。

使った視点

視点②: 文型 (force = 強制・誘発系SVOC[O to V])

問題 8

My doctor advised me ( ) more vegetables.

  1. eat
  2. eating
  3. to eat
  4. eaten
答えを見る

正解

(c) to eat

解説

advise は SVOC[O to V] 型 (説得系)。「AにVするよう助言する」。

使った視点

視点②: 文型 (advise = 説得系SVOC[O to V])

問題 9

Her speech inspired us ( ) the world.

  1. change
  2. to change
  3. changing
  4. changed
答えを見る

正解

(b) to change

解説

inspire は SVOC[O to V] 型 (促進系)。「AにVするよう刺激を与える」。語源 in+spire (中に息を吹き込む)。

使った視点

視点②: 文型 (inspire = 促進系) + 視点③: 語源 (in + spire)

問題 10

I hope ( ) you again soon.

  1. you to see
  2. seeing you
  3. to see
  4. you seeing
答えを見る

正解

(c) to see

解説

hope は SVOC[O to V] が取れない! → "hope to V" の形を取る。早慶頻出ひっかけ。意味は want と似ているが構文が違う。

使った視点

視点②: 文型 (hope は SVOC[O to V] 取れない、hope to V のみ)

Part 2:使役動詞の使い分け (11〜18)

問題 11

The teacher made us ( ) the report.

  1. write
  2. to write
  3. writing
  4. wrote
答えを見る

正解

(a) write

解説

make は使役動詞、C は原形。to write を選ぶのが最頻出のミス。

使った視点

視点②: 文型 (make 使役 = 原形のみ)

問題 12

Please let me ( ) your decision.

  1. know
  2. to know
  3. knowing
  4. known
答えを見る

正解

(a) know

解説

let は使役動詞、C は原形。"Let me know" は超頻出の慣用表現。

使った視点

視点②: 文型 (let 使役 = 原形のみ)

問題 13

I had my hair ( ) yesterday.

  1. cut
  2. to cut
  3. cutting
  4. cuts
答えを見る

正解

(a) cut

解説

have の使役、C は 過去分詞 (髪を「切られた」=受動的)。have my hair cut は「髪を切ってもらった」の頻出パターン。

使った視点

視点②: 文型 (have + 物 + 過去分詞 = 〜してもらう)

問題 14

Can you get him ( ) me?

  1. call
  2. to call
  3. calling
  4. called
答えを見る

正解

(b) to call

解説

get は使役動詞だが、C は to V。make/have/let と違って原形不可。

使った視点

視点②: 文型 (get 使役 = to V のみ)

問題 15

Mom had me ( ) the dishes.

  1. wash
  2. to wash
  3. washing
  4. washed
答えを見る

正解

(a) wash

解説

have は使役動詞、C は原形。「お母さんに皿洗いをさせた」(能動的)。

使った視点

視点②: 文型 (have + 人 + 原形 = させる)

問題 16

My parents let me ( ) to the concert.

  1. go
  2. to go
  3. going
  4. went
答えを見る

正解

(a) go

解説

let は使役動詞、C は原形。「許可」のニュアンス。

使った視点

視点②: 文型 (let 使役 = 原形のみ)

問題 17

I got my car ( ) by the mechanic.

  1. fix
  2. to fix
  3. fixing
  4. fixed
答えを見る

正解

(d) fixed

解説

get の使役、C は 過去分詞。「車を修理してもらった」(by ... があるので受動的)。get + 物 + 過去分詞 のパターン。

使った視点

視点②: 文型 (get + 物 + 過去分詞 = 〜してもらう)

問題 18

The news set me ( ) about my future.

  1. think
  2. to think
  3. thinking
  4. thought
答えを見る

正解

(c) thinking

解説

set は使役動詞、C は Ving。「考え始めさせる」の状態に動かす。

使った視点

視点②: 文型 (set 使役 = Ving のみ)

Part 3:知覚動詞の判別 (19〜23)

問題 19

I saw him ( ) into the building.

  1. enter
  2. to enter
  3. entering
  4. entered
答えを見る

正解

(a) enter または (c) entering

解説

どちらも文法的にOK。原形 enter は「入る一連の動作を見た」、entering は「入る最中を見た」。最も自然なのは (a) enter。

使った視点

視点②: 文型 (知覚動詞 + 原形/Ving の使い分け)

問題 20

I heard someone ( ) on the door.

  1. knock
  2. knocked
  3. knocking
  4. to knock
答えを見る

正解

(c) knocking

解説

知覚動詞 hear + Ving。「ノックしている最中」の音を聞いた。

使った視点

視点②: 文型 (知覚動詞 + Ving = 動作の最中)

問題 21

I felt the ground ( ) under my feet.

  1. shake
  2. to shake
  3. shaking
  4. shook
答えを見る

正解

(c) shaking

解説

知覚動詞 feel + Ving。「揺れている最中」を感じた。

使った視点

視点②: 文型 (知覚動詞 + Ving = 動作の最中)

問題 22

I heard my name ( ) by someone.

  1. call
  2. to call
  3. calling
  4. called
答えを見る

正解

(d) called

解説

知覚動詞 hear + 過去分詞。「自分の名前が呼ばれた」のは受動的 → V.p.p.。by ... があるのもヒント。

使った視点

視点②: 文型 (知覚動詞 + V.p.p. = 受動的に動作される)

問題 23

She watched the children ( ) in the park.

  1. play
  2. to play
  3. playing
  4. played
答えを見る

正解

(c) playing

解説

知覚動詞 watch + Ving。「遊んでいる最中」を見た。

使った視点

視点②: 文型 (知覚動詞 + Ving = 動作の最中)

Part 4:SVOO の落とし穴 (24〜30)

問題 24

Please explain ( ).

  1. me the rule
  2. to me the rule
  3. the rule to me
  4. the rule me
答えを見る

正解

(c) the rule to me

解説

explain は SVOO型を取れない! 「内容 + to + 人」が正解。早慶頻出ひっかけ。

使った視点

視点②: 文型 (explain は SVOO 不可、〜 to 人 構文)

問題 25

Could you introduce ( )?

  1. me your friend
  2. your friend to me
  3. to me your friend
  4. your friend me
答えを見る

正解

(b) your friend to me

解説

introduce も SVOO型を取れない。「内容 + to + 人」が正解。

使った視点

視点②: 文型 (introduce は SVOO 不可、〜 to 人 構文)

問題 26

This music reminds me ( ) my childhood.

  1. for
  2. about
  3. of
  4. on
答えを見る

正解

(c) of

解説

remind A of B 「A に B を思い出させる」。

使った視点

視点②: 文型 (remind = 人 of 内容)

問題 27

Please inform me ( ) any changes.

  1. for
  2. about
  3. of
  4. on
答えを見る

正解

(c) of

解説

inform A of B 「A に B を知らせる」。

使った視点

視点②: 文型 (inform = 人 of 内容)

問題 28

Thank you ( ) your help.

  1. of
  2. about
  3. for
  4. to
答えを見る

正解

(c) for

解説

thank A for B 「A に B のことで感謝する」。

使った視点

視点②: 文型 (thank = 人 for 内容)

問題 29

The car cost ( ).

  1. me $20,000
  2. to me $20,000
  3. for me $20,000
  4. $20,000 me
答えを見る

正解

(a) me $20,000

解説

cost は例外的に SVOO型を取る (Aに B の代償を払わせる)。「与える」のではなく「払わせる」例外動詞。

使った視点

視点②: 文型 (cost = SVOO 例外、払わせる)

問題 30

I envy ( ) your talent.

  1. for you
  2. you
  3. to you
  4. of you
答えを見る

正解

(b) you

解説

envy A B 「Aの B をうらやむ」。SVOO 型例外で「与える」とは違う意味。

使った視点

視点②: 文型 (envy = SVOO 例外、ねたむ)

この章のまとめ

この章の核心

動詞は単独で覚えるな。文型とセットで覚えろ。── 恩師の言葉。

英語の動詞は、後ろに何が来るかが動詞ごとに決まっています

この章で学んだ重要な型:

① SVOC[O to V] 型 (15動詞以上)

「Aに〜してもらう/させる」のパターン。

  • 願望系:want, would like, expect
  • 強制・誘発系:force, compel, lead, enable, cause
  • 命令系:tell, order, command
  • 説得系:persuade, advise
  • 促進系:urge, inspire, encourage, recommend
  • 依頼・許可系:ask, leave, allow, get
  • 思考・信念系:think A to be, believe A to be

⚠️ 使えない動詞:hope, suggest, admit, demand, propose, insist

② 使役動詞 (5動詞)

動詞C の形ニュアンス
makeV (原形)強制
haveV (原形)権限で〜してもらう
letV (原形)〜させてあげる
getto Vお願いベース
setVing〜の状態にする

⚠️ make / have / let は原形、get は to V!

③ 知覚動詞

C の形意味
V (原形)動作の最初から最後まで
Ving動作の最中
V.p.p.受動的にされる

④ SVOO型

「Aに B を与える」の基本構造。

書き換え:

  • give / tell / show 系 → to
  • buy / make / cook 系 → for

⚠️ 例外動詞:

  • cost / deny / save / envy ─ 「与える」とは限らない
  • explain / confess / introduce / suggest ─ SVOO型を取れない (内容 + to + 人)
  • inform / remind A of B / thank A for B ─ 内容の前に前置詞が必要

⑤ keep / leave / find + O + C

「〜の状態に保つ・しておく・気づく」

恩師が「動詞は単独では存在しない。文型とセットで覚えろ」と言っていた理由が、いま実感できたはずです。

中3の私は、この章の内容を覚えるために、自分のノートに「動詞の家系図」を作っていました (元ノート画像3〜5)。動詞ごとに「取れる形」「取れない形」を色分けして整理することで、英文中に出てきた瞬間に「あ、この動詞は SVOC型だな」と判断できるようになりました。

英文を読むスピードと正確性が、一気に上がる瞬間です。

次章へのつながり

第4章では、to V と Ving の使い分けを完全マスターします。動詞によって to V を取るか Ving を取るかが決まっているので、これも文型と同じく動詞ごとに覚える必要がある重要トピックです。